地震に強い住宅には、仕様規定、性能表示計算、許容応力度計算が重要です。特に、耐震等級3を目指す場合、許容応力度計算が不可欠で、詳細な耐震性評価により高い安全性が確保されます。愛知県の日本住建、河合工務店、TRUNK HOMEが対応しています。
目次
地震に強い注文住宅の確認方法

画像出典:フォトAC
建物の安全性を確保するためには、設計段階で行う計算方法が重要です。主に、仕様規定、性能表示計算、許容応力度計算の3つがあります。それぞれの方法は異なる観点から耐震性を評価し、建物の強度を確保するために使用されます。住宅の種類や規模に応じて適切に選択され、建物の安全性を守るために活用されています。
◇仕様規定
仕様規定に基づいた設計を行うことで、性能表示計算や許容応力度計算を省略することができます。これは、耐震等級1を確保するために必要な構造の仕様が規定されているため、設計者がその規定に従うことで、建物の耐震性能が保たれる仕組みです。特に、木造2階建て以下、または500㎡以下の建物では、この規定に従うことで、計算を提出せずとも建物の安全性が担保されます。
この方法は、簡便でありながら法的に十分な耐震性能を確保できるため、広く採用されています。
◇性能表示計算
性能表示計算は、壁量計算に加え、床や屋根の倍率を確認し、さらに横架材接合部の倍率を検証する方法です。この計算では、スパン表などを使用し、簡易的な検査が可能です。また、計算の省略も認められており、特に長期優良住宅の建設では耐震等級2以上が求められるため、この計算方法を活用することで耐震等級3を達成することが一般的です。
効率的に建物の安全性を評価できるため、性能表示計算は多くの現場で採用されています。
◇許容応力度計算
許容応力度計算は、住宅の柱、梁、基礎などにかかる力を詳細に計算する方法です。この方法では、壁、部材、地盤・基礎の強度を精密に調べることで、建物の強度を正確に評価できます。計算には数百枚の資料が必要で、通常は1か月以上の時間がかかります。このため、専門的な知識が必要であり、業界内でも理解している人は少ないとされています。
許容応力度計算の最大の利点は、建物の強度を正確に把握できる点です。また、大規模な建物や特殊な設計にも対応できるため、高精度で安全性を証明できる方法として、高い評価を得ています。
ほとんどの木造住宅は許容応力度計算が行われていない

画像出典:フォトAC
多くの木造住宅で許容応力度計算が行われない主な理由は、壁量計算で十分な安全性が確保できるためです。壁量計算は簡易的でコストも抑えられるため広く採用されていますが、2025年4月の建築基準法改正により、構造計算が必要な建物が増えることが予想されています。また、許容応力度計算は高いコストがかかるため、実施しない会社が多いのが現状です。
◇壁量計算で事足りるから
多くの木造住宅では許容応力度計算が行われない理由は、壁量計算だけで十分な安全性が確保できるためです。延べ床面積500㎡以下の2階建てや平屋の木造住宅では、構造計算が義務付けられていないため、簡易的な壁量計算が採用されています。壁量計算は、主に地震や風の力に対して耐力壁の量が適切かどうかを確認するもので、部材や基礎の詳細な検討は行いません。そのため、許容応力度計算のような精密な評価は実施されず、壁量計算のみで安全性が保たれます。
しかし、2025年4月の建築基準法改正により、構造計算が必要な建物の規模が300㎡超に引き下げられるため、許容応力度計算を行う木造住宅が増えることが予想されます。
◇コストがかかるから
許容応力度計算は、建物の安全性を精密に評価するための高信頼性な方法ですが、その実施には高いコストがかかります。例えば、100㎡前後の木造住宅で構造計算を行うと、基礎と建物で約20万円の費用がかかります。建物の面積が大きい場合や、複雑な形状の場合は、さらにコストが増える可能性があります。このようなコストがかかるため、許容応力度計算を実施していない会社が9割以上であるのが現状です。
しかし、安全性を確保するための投資として、家族の命を守るためには必要な出費ともいえるため、価値を感じる人も多いでしょう。
許容応力度計算はすべきなのか

画像出典:フォトAC
耐震等級3を目指す住宅において、許容応力度計算は不可欠です。同じ耐震等級でも、性能表示計算では耐震性が不十分なことが多いため、詳細な耐震性評価が可能な許容応力度計算で、より高い安全性を確保することが重要です。
◇建物の耐震性を把握するためにすべき
許容応力度計算は、耐震等級3を目指す際に必須となる理由は、同じ耐震等級でも性能表示計算と比べて、より詳細で厳密な耐震性評価が行えるからです。性能表示計算では、耐力壁が必要な量が少なくなりがちですが、許容応力度計算では、建物の各部材にかかる力を精密に計算することで、耐力壁が多く必要とされます。
これにより、同じ耐震等級でも、実際の耐震性が大きく向上し、地震に対する強さが確保されます。命と財産を守るためには、耐震性能を正確に把握し、許容応力度計算を行うことが重要です。
◇耐震等級3
住宅を建てる際に耐震等級3にこだわる理由は、地震大国日本において、最も安全な家を提供するためです。2016年の熊本地震では、震度7の地震が連続して発生し、多くの建物が損壊しましたが、耐震等級3で設計された戸建て住宅はほぼ無傷、または軽微な被害で済みました。耐震等級3は、極めて高い耐震性を提供し、二度目の大きな地震にも耐えられるように設計されています。
許容応力度計算は、耐震等級3の家を作るために必要な部材の強度を正確に計算し、安全性を確保するために不可欠な方法です。
愛知県で許容応力度計算を依頼できる建築会社3選
こちらでは愛知県で評判の高い注文住宅施工会社を3社紹介します。
◇日本住建株式会社

日本住建は1975年創業以来、愛知県三河地域を中心に地域密着型の家づくりを行い、全棟自社スタッフによる許容応力度計算を実施しています。この計算方法は、建物の各部材の強度を細かく分析し、安全性を確保しつつ、無駄のない合理的な設計を実現します。自社スタッフによる計算の最大のメリットは、設計士と構造計算士が密接に連携し、お客様の要望にタイムリーに対応できる点です。
会社名 | 日本住建株式会社 |
所在地 | 〒446-0043 愛知県安城市城南町1-1-1 |
電話番号 | 0566-74-1011 |
公式ホームページ | https://www.nipponjuken.co.jp/ |
これにより、より自由度の高い間取りや、強度を保ちながら最適な設計が可能となり、ノウハウが社内に蓄積されることも大きな強みです。
日本住建株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇株式会社河合工務店

株式会社河合工務店は、全棟に対して許容応力度計算を実施し、耐震等級3を確保しています。これにより、安全性を最優先にした家づくりが行われています。また、構造計算書は200ページ以上の詳細な内容で、ショールームで展示されています。
会社名 | 株式会社河合工務店 |
所在地 | 〒485-0049 愛知県小牧市山北町85 |
電話番号 | 0568-48-8662 |
公式ホームページ | https://www.kawai-koumuten.jp |
株式会社河合工務店は、透明性の高い情報提供を通じて、信頼性のある施工を提供しています。
◇株式会社TRUNK HOME

株式会社TRUNK HOMEは、すべての注文住宅で許容応力度計算を実施し、耐震等級3を確保しています。さらに、断熱性能にもこだわり、UA値0.46以下の高い断熱等性能等級6を実現しています。
会社名 | 株式会社TRUNK HOME |
所在地 | 〒470-0328 愛知県豊田市勘八町長根46-15 |
電話番号 | 0565-49-2500 |
公式ホームページ | https://www.trunk-home.jp/ |
屋根、壁、基礎、サッシに至るまで高性能な素材を使用し、夏型結露や断熱効果を防止しています。
地震に強い注文住宅を確認するためには、設計段階での計算方法が重要です。主に、仕様規定、性能表示計算、許容応力度計算の3つがあります。それぞれ異なる方法で耐震性を評価し、建物の安全性を確保します。
仕様規定は、耐震等級1を確保するための設計基準が規定されており、簡便でありながら安全性を担保できます。性能表示計算は、壁量計算や床・屋根・接合部の倍率を確認し、効率的に建物の安全性を評価できます。許容応力度計算は、柱や梁、基礎にかかる力を精密に計算する方法で、最も詳細で高精度な耐震性評価を行います。この方法により、耐震等級3を目指す場合、実際の耐震性が大きく向上します。
許容応力度計算は高コストであり、多くの木造住宅では壁量計算が採用されることが多いですが、2025年4月の建築基準法改正により、より多くの木造住宅で構造計算が求められるようになります。耐震等級3を目指すには、許容応力度計算を行うことが不可欠です。耐震等級3は地震に対して極めて高い耐震性を提供し、安全性が確保されます。
愛知県で許容応力度計算を行う建築会社として、日本住建、株式会社河合工務店、株式会社TRUNK HOMEが挙げられます。これらの企業は、耐震性だけでなく断熱性能や設計の自由度にもこだわり、高品質な住宅を提供しています。