マイホームを建てる際にはいくつか注意すべき点があります。注意を怠ってマイホームを建築した場合、住み始めてから後悔します。
実際に愛知県で住宅を建築して後悔した経験談をご紹介します。
目次
理想のマイホームで失敗?愛知県の経験談を紹介
◇急いで購入した失敗
愛知県の30代の女性の体験談です。彼女は夫婦で住む家をさがしていました。当時まだ子供はいなかったのですが、30歳までに家を建てるという人生計画のもと住宅展示場を見て回ることから家づくりを始めていたのです。
展示場を回っていると依頼したいハウスメーカーはすぐに決まりました。住宅の建築だけでなく住宅用地を探すことも合わせて依頼したとのことです。ハウスメーカーから提案されたのは駅から徒歩5分、すぐ裏に小学校という好立地の土地でした。
ハウスメーカーの営業のセールストークに流されるように、提案された土地を購入し住宅のプラン検討に入りました。夫婦が住宅を建築しようとした当時は消費税の増税を半年後に控えているタイミングです。
この年は増税が決まっており、住宅購入にかかる費用は数百万円程度高くなることが予想されていたため、増税前の半年間で住宅の引き渡しを終える必要がありました。急ピッチで家づくりを進めるなか、デザインや間取り、既定のデザインと間取りの規格住宅を選択しました。
結果として、増税前に住宅の引き渡しを終えることができましたが、多くの問題が発生しました。一つは価格です。予算は当初4000万円を見込んでいましたが、最終的に約6000万円に膨れ上がりました。プランを検討する時間が短かったため、プランを修正して費用を調整することができなかったからです。
◇土地の購入で失敗
もう一つは土地の立地についてです。ハザードマップを確認したところ、購入した土地は浸水エリアには該当しませんでしたが、その近辺に位置していることがわかりました。
また、土地のすぐ裏の小学校は学区外のため通えないことがわかり、通学に40分以上かかる別の小学校に通わなければなりませんでした。増税前に急いで住宅を建築しようとしたことで、以上のような後悔をすることとなりました。
家づくりや土地選びには、様々な事柄を最大限に検討する時間が必要です。決して、短い期間で十分な検討がされないまま、住宅を建築することは避けるべきです。
(引用;https://o-uccino.com/front/articles/98101)
他にもある!注文住宅の失敗談
愛知県で注文住宅を建築する際にも、注意すべき点が多々あります。実際に後悔した経験談をいくつかご紹介します。
◇生活動線を考える
注文住宅の間取りや動線は生活の利便性に直結するため注意を払う必要があります。例えば、洗濯機置場が1階で洗濯物を干すスペースが2階にある場合は家事動線に問題が生じます。洗濯機置き場と物干しスペースの階が異なると、洗濯の際に洗濯物を干すために階段の昇降が必要です。
洗濯はほぼ毎日行う作業といえますので、大きな家事の負担となります。また、収納の設置の仕方にも工夫が必要です。注文住宅に実際に住み始めてみると、収納が足りなかったり、収納が必要ない部屋に大きな収納が設けられたりしていることが多くあります。
特に、玄関に設ける収納は、靴、子供の遊具、ペット用品、そして最近流行りのアウトドア用品などさまざまなものの収納が考えられるためスペースが不足します。クローゼットについても、家族の人数や年齢によって服の数は大きく変動しますので、余裕を持った広さを確保すべきです。
◇見た目で失敗
ここまで、部屋の大きさや間取り、動線など機能面についての失敗談を紹介してきましたが、デザインに関する失敗談についてもご紹介します。
例えば、スケルトン階段についてです。スケルトン階段とは、階段の両サイドが壁で囲われておらず、骨組みと踏み板のみで作られた階段のことです。デザイン性の高い人気のスケルトンですが、小さな子供がいる家庭では転落のリスクがあります。
転落防止ネットや勾配の調整によって、リスクを低減させられますがデザイン性が低下する場合があります。他にも水回りの設備の仕様や外構でも注意すべき点が数多くあり、それらを長い時間をかけて検討していくことが注文住宅のプラン作成には必要です。
注文住宅で後悔しないためのポイント
注文住宅の新築では後悔しないためのポイントがあります。まずは、資金計画を立てて予算を決定することです。住宅の資金をどのように調達するかを決定し、住宅ローンを利用するのであれば月々の支払額にも注意を払う必要があります。
また、住宅展示場だけでなく、現場見学会や勉強会などのハウスメーカーが主催するイベントに参加することも重要です。住宅展示場は、あくまでモデルハウスでありハウスメーカーによっては実際に施工している住宅とは大きく異なる仕様となっていることがあります。
◇イベントでわかること
現場を見学することで職人の技術や施工へのこだわりがわかり、実際の施工している住宅の品質を感じることができます。
現場の見学会を行っていないハウスメーカーは、施工する現場に責任を持っていなかったり、実際の品質がモデルハウスの品質と異なるケースが考えられます。ハウスメーカー各社では、モデルハウスや展示場などで資金相談や土地選びなどの住宅に関わるさまざなな情報が得られるイベントを行っています。
◇ブログでもわかること
イベントという形で勉強会を開催していますが、自分自身の情報収集の場になるだけでなく、ハウスメーカーがどのような知識や技術を持っているかがわかります。このようなイベントにはぜひ積極的に参加しましょう。
情報収集の観点では、注文住宅の失敗談について調べることも重要です。主にブログの記事で、注文住宅の失敗談を題材にしたものが多く存在しており、家を建てた人が実際に経験したことなので情報に高い信頼性があります。
ブログ記事の中には、建築士や住宅メーカーが情報を発信しているものもあり、なかには建築に関する基本的な知識を身につけることがでるものもあります。特に地方のハウスメーカーには、初めて住宅を建てる人にもわかりやすく数値や性能について解説しているコンテンツを発信している会社もあるのです。
愛知県でのマイホーム建築における重要なポイントは、資金計画の立案と予算の決定、現場見学や勉強会への参加、適切な情報収集です。例として、ある30代女性は消費税増税前の急ぎの家づくりで、プランの十分な検討不足から6000万円という予算超過や不便な立地を選んでしまったケースがあります。 このように、住宅展示場の見学だけでなく、実際の施工現場を見学し、ブログ記事などから失敗談を学ぶことが、後悔しない家づくりには不可欠です。