造作洗面台とは？オリジナルデザインで個性を引き立てる魅力

公開：2024.10.30　更新：2024.10.30

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造作洗面台は自由なデザインと機能性を兼ね備えた洗面化粧台で、オリジナルのパーツを選んで個性的な空間を作り出せます。さまざまな洗面器の種類が選べ、使い勝手やライフスタイルに合わせた設計が可能です。製作には時間とコストがかかるため、計画的なアプローチが重要です。

造作洗面台とは？特徴やメリット

造作洗面台は、自由なデザインと機能性を追求できる洗面化粧台です。オリジナルのパーツを選び組み合わせることで、個性的な空間が実現できます。特に、細部へのこだわりや独自性を求める方に理想的です。

◇造作洗面台とは

造作洗面台とは、洗面ボウルやカウンター、ミラー、タイルなどの各パーツを自由に選び、組み合わせて作るオリジナルの洗面化粧台です。既製品にとらわれず、好みに合わせた特別なデザインを実現できることが最大の魅力です。これにより、自分だけの個性的な空間を住まい全体の雰囲気やインテリアに調和させて作り上げることが可能です。

見た目の美しさだけでなく、機能性にもこだわることができます。たとえば、家族の使い勝手やライフスタイルに合わせて収納スペースを増やしたり、カウンターの高さや幅を調整したりすることができ、実用的で快適な使用感を提供します。狭い洗面所でもデッドスペースを有効活用するため、サイズをぴったり合わせて設計することも可能です。

さらに、素材や色、仕上げにも細かいこだわりを反映でき、タイルの柄やカウンターの素材を選ぶことで、より個性的でおしゃれな空間を演出できます。たとえば、木材や石材を使用したナチュラルなテイストから、モダンで洗練されたデザインまで、自由に発想して空間をデザインできます。

そのため、造作洗面台は他にはない特別な空間を求める方や、細部までこだわりたい方にとって、理想的な選択肢といえるでしょう。

◇オリジナルのデザインに

造作洗面台の最大のメリットは、オリジナルのデザインや機能性を自由に追求できる点です。パーツの素材、色、形を自分の好みに選び、組み合わせることで、洗面所をおしゃれで個性的な空間に仕上げられます。家全体のインテリアに合わせたコーディネートも可能で、統一感のある空間作りを実現することができます。

サイズ設計も自由なので、洗面所の間取りにぴったり合う造作洗面台を作ることができ、無駄なスペースを活用する点も大きな魅力です。これにより、機能的でありながら美しい空間を作り上げることが可能となり、生活に満足感をもたらします。個性を大切にしたい方や、独自のスタイルを追求したい方にとって、造作洗面台は最適な選択肢となるでしょう。

さまざまな洗面器の種類を選べるメリット

ベッセル式洗面器は、洗面所におしゃれな印象を与える置き型の洗面器です。主にラウンド型とスクエア型があり、注文住宅での人気も高まっています。設置時には、カウンターの高さに注意が必要で、洗面器の上端が高くなるため、使い勝手に影響を及ぼすことがあります。

◇ベッセル式洗面器

ベッセル式洗面器（置き型洗面器）は、カウンターに据え置くタイプの洗面器で、洗練されたデザインが特徴です。主にラウンド型とスクエア型があり、注文住宅でも人気が高く、多くの家庭で採用されています。

設置時には「高さ」に注意が必要で、洗面器の上端がカウンターの高さになるため、カウンターが高すぎると使い勝手に影響し、顔を洗う際に腕が洗面器のフチに当たりやすくなることがあります。

◇アンダーカウンター式洗面器

アンダーカウンター式洗面器は、洗面ボウルがカウンターの下に埋め込まれたタイプです。この方式では洗面ボウルのフチが見えないため、全体的にすっきりとした洗練された印象を与えます

。大理石調のカウンター材を選ぶことで、ベッセル式とは異なるホテルライクな雰囲気を演出でき、水栓金具など周辺のアイテムも際立たせることができます。デザイン性だけでなく、機能性にも優れた選択肢と言えます。

◇埋め込み式洗面器

オーバーカウンター式（埋め込み式）洗面器は、主に注文住宅の造作洗面台でよく使用されるタイプです。実験用や病院用シンクを洗面器として利用する例も人気で、デザイン性に加えて幅や深さが十分で使い勝手が良いのが特徴です。

上からはめ込むだけで施工が簡単ですが、洗面器とカウンターの接続部分の掃除が難しい点もあります。国内メーカーのラインナップは少ないものの、海外メーカーからは多くの商品が取り扱われています。

◇カウンター・洗面器一体型

カウンター・洗面器一体型は、ベッセル式と並んで造作洗面台で人気が高まっているタイプです。素材は主に樹脂が使用され、一体成型で継ぎ目がないため、シンプルで清潔感のあるすっきりとしたデザインが特徴です。

奥行きが十分に確保できない場合でも、壁出し水栓を採用することで使い勝手を向上させることができます。これにより、限られたスペースでも快適に使用できる洗面台が実現されます。

造作洗面台を工務店に相談する上での注意点

造作洗面台の製作には時間がかかり、詳細な打ち合わせが不可欠です。特に特殊素材を使う場合、製作期間が長くなるため、引っ越しに余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。また、コストは高くなる傾向があり、予算に応じて必要な部分に限定して導入することが効果的です。

◇時間がかかる

造作洗面台を工務店に相談する際の注意点として、まず製作に時間がかかることを理解することが重要です。造作洗面台は、現場の状況や細かな要望に応じて設計・製作されるため、詳細な打ち合わせが不可欠です。

また、家の構造がある程度整ってからでないと製作を開始できないため、工場生産の既製品よりも時間がかかることが一般的です。特に特別な素材や職人の手作業が必要な場合は、製作期間が長くなる可能性が高いです。

そのため、引っ越しまでに余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。計画段階で十分に製作時間を考慮し、急な変更やトラブルが起きても対応できるようにしておくと良いでしょう。余裕を持つことで、スムーズに造作洗面台の製作が進むことにつながります。

◇費用がかかる

造作洗面台を工務店に相談する際の注意点として、コストが高くなる傾向があることも考慮が必要です。造作洗面台は職人の手作業によるオーダーメイドが主であり、その分、作業費が高くなることが多いです。

また、現場に合わせた寸法で製作するため、材料のロスが発生することもあり、全体の費用が既製品よりも高くなることが一般的です。

そのため、予算に制約がある場合は、すべてを造作洗面台にするのではなく、必要な部分に限定して導入することが効果的です。例えば、デザイン性が求められるリビングや玄関付近には造作を採用し、その他の場所や使用頻度が低い部分には既製品をうまく組み合わせることで、全体のコストを抑えることができます。

造作洗面台を導入する際には、事前に予算をしっかりと確認し、どの部分にこだわるか、メリハリをつけた設計を考えることが大切です。特に、コストを抑えつつ満足度の高い仕上がりを目指すためには、計画的なアプローチが不可欠です。

造作洗面を設置した注文住宅の施工事例

この住まいは、モスグリーンを取り入れた吹き抜けリビングやアーバンスタイルのデザインが魅力的です。家族がリラックスできる空間づくりがなされており、居心地の良さとスタイリッシュさが融合した住まいです。

◇吹き抜けリビングで楽しむくつろぎの空間

こちらの住まいは、夫妻の好きなモスグリーンを取り入れた洗練されたデザインが特徴です。リビングダイニングキッチン（LDK）は、吹き抜けの開放感が魅力で、フランネルソファ「シエスタ」に座り、リラックスした時間を過ごせます。スタイリッシュなスポットライトがリビングを引き立て、空間全体にモダンな雰囲気を醸し出しています。

特にリビングは大きな吹き抜けが印象的で、広々とした空間を提供しています。ここにはハンモックも設置され、さらなるリラックス感が加わります。大きな窓から自然光が差し込み、家族にとって心地よい居場所となっています。開放的な空間は、みんながリラックスできる特別な場所です。

外観は、モスグリーンのガルバリウム鋼板と木目サイディングを組み合わせ、メンテナンス性とデザイン性を両立しています。シンプルながらも自然と調和した外壁素材は、ナチュラルな雰囲気を演出しています。周囲との調和が感じられる、温かみのある印象を与えています。

キッチンには、木目調のカップボードと柔らかな光を放つペンダントライトが配され、ナチュラルな雰囲気を大切にした空間が広がります。ダイニングスペースは家族の食卓を彩り、温かく居心地のよい場所になっています。自然な光が溢れるこの場所で、楽しい食事の時間が過ごせます。

洗面室は2つの鏡が並び、広々とした造りです。造作の洗面台と乾太くんの造作収納が一体化されており、使いやすさとデザイン性を兼ね備えた空間となっています。機能性にも優れ、日常の使い勝手を考慮した造りがされています。